THE ONE MINUTE MANAGER

1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

この本の核心は、副題に全て含まれている。1分間で確認出来る目標を設定させ、1分間で褒め、1分間で叱責する。どれも出来そうで出来ないことである。私にとっては、称賛と叱責が特に難しい。前者については、称賛そのものが出来ない性質だからだ。基本的に「出来て当然」というスタンスのことが多いので、褒める、と言う心境になり難い。無理に褒めようとすると、歯が浮くようなことを言ってしまいそうになって、どうも出来ない。努力はしているのだが、中々難しいものだ。こんな簡単なことが出来ない。
後者については、この本に書いてあるように出来ない、という意味だ。叱ることは出来る。自分が観察したことしか言わない点は合格だろう。部下の失敗・過ちをどう思っているか率直に言う、という行為もしている。が、その後である。行為だけを責め、人間そのものを責めたのではないことを分からせる、ということが難しい。「君は出来るんだから」なんて言えない。そもそも能力を疑っていることが多いのだ。残念なことに、素養がないとか、成長は無理だ、向いていない、なんて思っている部下がいたりして。こんなことを思う私は確かに傲慢だ。未熟者だ。でも、実際に世の中にこう思って仕事をしている傲慢でない・未熟者でもないマネージャーも居るのではないだろうか。そういう場合はどうしたらよいのだろう?それなりの仕事だけを与えれば良い、という意見は読んだことがある。ただ、私の会社は、コンサルタントやプロジェクトマネージャや、ITアーキテクトを供給する会社だ。やはり、採用を見直すべきなのだろうか。将来はそれで良いとして、採ってしまった者はどうしよう。

この投稿も携帯から。のつもりだったが、やはり反映されていない。あのメールは何処に行ったのだろう。返して欲しい。