英語と日本語は違う言語です。ワカリマスカ?

私は、システムの運用・保守もやっています。業務の中には、サポートデスクや、ヘルプ・マニュアルの作成といったものもあります。メンバーは、専門スタッフというよりも、開発も請け負うようなエンジニアが主です。サポートデスクに英語で電話が掛かってきたときや、ヘルプを英語で書かなければならないときに、いつもいらいらするのですが、皆、「英語?全然ダメです。」という反応です。ですが、話さなければならない相手は、Nativeでない人がほとんどですし、書かなければならない英文は、中学生レベルなのです。大卒の人間が、あるいは、高卒の人間が、そんな英語を「嫌い・出来ない・苦手」の一言で片付けます。知的労働をするはずの人間が、その程度の志、学力でどうするのでしょう?英語は、単なる言語、言い換えればコミュニケーションツールであって、学問のレベルまでマスターしている必要はないのです。「英語は苦手です。」と平気で言う人間は、私の周りでは、100%仕事が出来ません。相関関係はどうなのか知りませんが。英語が読めなければ、Googleで得られる知識の半分も得られず、従って、調べ物も出来ません。昔から観察して到った結論ですが、英語嫌いを自認する人は、英語という言語と日本語という言語は、違う言語だ、ということが理解できません。この当たり前のことが理解できません。ですから、そういう人にとっては、英語の勉強=単語の日本語訳の暗記で、英語が分かる人=日本語訳の順列組み合わせをすばやく勘良く出来る人、です。ですから、英語が話せたり、読めたりする人=頭の回転が速くて、センスのある人と思っているわけです。全く分かっていません。では、英語を母国語をする人は、みんな、頭の回転が速くて、センスのある人なんでしょうか?英語と日本語は、違う言語だ、という認識をして、英語を毛嫌いする矮小な志を、一刻も早く取り除いて欲しいものです。