はてなダイアリー市民になった記念に

さっきメーラを開いたら、「貴方ははてなダイアリー市民になりました」というメールが届いていました。だからというわけではありませんが、久しぶりに別の話題を。

以前に、データ移行というタスクをある担当に割り当てた時の話しです。データ移行ツールを作る様に指示をして、移行仕様を伝えました。ツールのコードレビューで、移行データがある件数(例えばNとします)までしかないことを前提として作成されていることを指摘し、是正するよう指示を出しました。その後、あんな処置をするとは考えもしなかったので、「N件を超えていたらどうする?N件を超えても問題ないように修正せよ。」と伝えました。
その後、フォローアップミーティングで、コードをもう一度読んだところ、何と今度は、2N件までしかないことを前提として作り直されていました。お見事。「2N件を超えていたらどうする?2N件を超えても…。」と言えば、無限に修正を続けていたのでしょうが、さすがにそんな遊びをする余裕はなく、「2Nなら良い根拠を言って下さい。」と質問しました。「2倍なら大丈夫かと思って。」という回答でした。根拠になっていないことも理解できていないから、こういう処置になるのですが、資質を疑います。勿論、私も、「何件あっても良いように修正せよ。」と言うべきだったと反省しています。しかし、しかし。頭脳労働をする人間がその程度の思考回路しかなくて良いのでしょうか。「何で2倍なら良いんでしょう?」と言うと、「今本番環境にあるデータを持ってきてテストしたら大丈夫でした。」という返事です。「だから?」と聞きなおしましたが、不満そうな顔をしています。「何日も先にデータ移行があるのに、今大丈夫だからといって、当日大丈夫という保証はありませんよね?」と聞き直しました。確かに、無制限に出来る様にして、メモリーを大量に消費し、スワップが頻繁に発生するのも問題ですが、そんなことは彼は調べてもいませんし、勿論、調べ・考えるための知識もありません。それらのことを知っていて、敢えて2N件にしたわけではなく、全く根拠のない2倍なのです。小学生か?そんな奴が居るわけない、と思う方は、お幸せですね。実際居るんですよ。信じられないことに。しかも、新人じゃないんですよ。もう30近いんです。マインドがなっていません。指摘されたときに、「あ、件数を限定しちゃいけないな。何件あっても良いように作らなければならないな。」と思えるのなら、そのマインドは救えます。でも、指摘しても根拠なく2倍にしただけ、なんていうのは救いようが分かりません。確かにその場では、「何件あっても良いようにして下さい。」といえば、それなりに作れるでしょう。でも、それで終わりです。次もきっと同じことをするでしょう。マインドというよりは、資質の問題なのですが、そういう人間は、立ち去るべきです。