関西テレビの検証番組

今更なのですが、書こうと思っていて書けなかったので。
検証番組が事実に基づいて作られていることを前提とし
ますが、あきれ果てました。私はあるある大辞典は観て
居ませんでしたが、検証番組によると、サイエンスの素
養を持った人物が一人も関わっていなかったようです。
勝手な仮設を立て、検証もしないまま、適当な理屈を
くっつけていたとは。サイエンスをバカにしていると
しか思えない低レベルな番組です。
仮にサイエンスの素養のある人がいないにしても、あま
りにもプロ意識に欠けた馬鹿です。誰に指摘されなく
ても、「神が見ている」という気概で仕事をすれば、こ
んなことにはなりません。最悪なのは、当事者の
ディレクターが、「何故こうなってしまったのか?」と
いう問いに、「分からない。」と答えていたことです。
原因が分からないのに「次はしません。再発防止に
努めます。」と会社が言ったところで、全く信用出来ま
せん。公共の電波とか、そういう言葉を使って非難する方が
居ますが、それ以前の問題です。あの製作会社は単なる
素人集団だというだけのことです。そして素人集団に
仕事を発注する会社も素人集団だというだけのことです。
インターネットを通じて、世界中に誰でも情報発信が
出来るようになり、「ゴミ情報を掴まされないようにす
ることが大切だ。」という趣旨の主張があります。
その原則がテレビとて例外ではない、ということが大々的に
宣伝された、という事件でした。
メディアはいつでも、インチキを簡単に発信出来るのだ、
ということを思い知った事件です。