「ソリューションビジネスのセオリー」を読みました。

ソリューションビジネスのセオリー

ソリューションビジネスのセオリー

発売日を見ると、2003年となっているので、意外と前から存在している本です。50もセオリーがあるので、覚えるのは難しいですが、面白い本でした。特に「原価見積から投資金額提案へ」という項目には惹かれました。以前から、システム価格について、工数見積による価格提示はおかしいとは思っていたものの、ではどういう金額を提示すべきか、という点について、はっきりした考えを持てないでいました。「投資金額提案」はまさに、経営者の視点に立った価格提示という意味で、システムコンサルタントのとるべき手法だと思いました。読んでいて、自分のやってきたことは間違っていなかった、と思い、勇気付けられる点が多々あったものの、逆に、ダメだったなと思うこともあって、グサッと突き刺さることもありました。適度に刺激を与えてくれる本で、勉強する意欲が沸いてきます。ソリューションビジネスをモデル化して、ノウハウも披露しており、看板に偽りの無い本でした。早速、コンサルティングセオリーも買ってしまいました。(asin:4496035103)