穴埋め式ストーリー

仕事に関する後輩の報告や相談話を聞いていると、何の文脈も無しに、枝葉の話を始めることがよくあります。文脈は自分にとって当たり前なので、省くのでしょうが、そう言う人は、私の経験では、例外なく、ゴミドキュメントの生産者です。客観的な視点、俯瞰にたった視点を持つ訓練をしていないと言うことでしょう。日本語は特に、そう言う「言わないでも分かるべ?」的な色合いが強い言語である、と良く聞きます。それにしても酷いレベルのゴミが非生産的に排出されます。情緒的・詩的な側面では素晴らしいこともありますが、コンピュータシステムの要求定義書、仕様書、設計書の類ではあってはならないことです。自然言語で表現する以上、可能性をゼロにすることは不可能にしても。誰に発信するのか、何故発信するのか、を考えるだけでも、随分変わると思うのですがね。