ミシュラン東京版発表で

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

ミシュラン東京版があさって発売になるらしい。朝から、テレビで大騒ぎしている。権威主義(?)のマスコミは、星がついたレストランを取材して、ありがたがっている。単なる1民間企業の発行する本なのだが、これによって、良いことも悪いこともあるだろう。良いことは、今まで高級店だと威張っていた店でも、この評価の前には形無しであり、店の名前だけでは商売できなくなることだ。悪いことは、ここに載らなければ、一流店とみなしてもらえないことだろう。あちらこちらの雑誌で、ミシュラン掲載店舗特集が組まれること間違いない。

ワンセグチューナーを購入してみたものの

corega ダブル機能 ワンセグ&デジタルラジオチューナー「これテレ」 corega CG-3SGTR

corega ダブル機能 ワンセグ&デジタルラジオチューナー「これテレ」 corega CG-3SGTR

我が家ではまだ地上アナログ放送を見ている。最近、その地アナ(?)の映りがあまり悪いので、試しにワンセグチューナーを買ってみた。USB2.0でNOTE PCに接続してみる奴だ。近くの家電量販店で購入した。まず、ワンセグ視聴用のソフトをインストールしなくてはならない。付属のCDからインストールして、例によって再起動。デジタルラジオを聴きたい人は、これもインストールせよ、と指示があったので、先ほどのCDをセットしてCD内のフォルダにアクセスしようとしてエクスプローラ上から、Eドライブ(私のPCでは、Eが外付けメディアに割り当てられる)をダブルクリックすると、勝手にインストーラらしきものが立ち上がる。最初は、autorunが立ち上がっているのだと思い、キャンセルして、もう一度ダブルクリックすると、同じ状況に。更に悪いことに、この操作をすると、その後PCが固まってしまう。強制的に電源をOFFに。Explorerからフォルダにたどり着こうとするのが悪いのか、と言う判断の元、今後はDOSを立ち上げる。今度はうまく行く。setup.exeを起動して、デジタルラジオ用のソフトもインストール完了。

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ドキュメントを作る目的

顧客から作業依頼を受けた。「あるシステムの仕様書がない。ブラックボックスだから、リバースして仕様書を起こして欲しい。」仕様書が無いこと自体は良くある話しだ。仕様はコードに聞けってなもんだ。出だしとしては良いだろう。どういう粒度を要求されていますか、と質問した。「あまり考えていないから任せる。」と言う話しだ。粒度が分からないということは、「何のための仕様書か考えていない」ということに等しい。誰が、何のために読む仕様書か、という根本的なことが分からない。依頼をしてきた当人は、上から言われて伝えただけだろう。しかし。目的の無いドキュメントを作っても無意味だ。ドキュメントを作ること自体が目的になっている。読む人が居て初めて、ドキュメントとして成立する。メッセージは、相手に伝わって初めて、この世に存在する。何も考えていない人間は去れ。

バージョンアップは終わらない2

まだ予行演習中だ。こういう作業では、本番と全く同じ環境を構築するのが大原則である。それがあって初めて予行演習の意味がある。ところが、構成管理が全くされていない、計画すら立てていなかったという状況であることが分かってきた。何のための予行演習なのか、チームリーダーが全く理解していない。前々から、構成管理計画立てて下さいね、と言い続けて来た。だが、その度に、人が居ない、時間がない、仕方がない、という言い訳ばかりしていた。今になってみれば、そのつけを払わされているわけだ。本当に憤りを感じている。正論を言って、それを実践する気概のある人と仕事をすることを節に願っている。この現場は、ここ数年の間にかなりマインドの低い集団になってしまった。そろそろ、潮時だ。次の現場を。

バージョンアップは終わらない

顧客の基幹システムの半分くらいは、Oracle Developer2000(JInitiator1.???)プラットホームで稼動している。近々10g(テンジー)にバージョンアップする。そのための第2回予行演習を行っている最中だ。ところが、まともに進行しない。インストールすべきバージョンが間違っていたなどという、極々初歩的な間違いだらけ。クリアしたと思ったら、環境変数の設定が間違っていたとか、TCP/IPのポートが間違っていたとか、次から次へと障害が発生する。私はアプリ系担当なので、そういうインフラ系が整ってからの動作検証係だ。当然の如く、画面起動すら出来ない訳である。こんなに設計品質の悪いバージョンアップ作業に携わるのは初めてだ。加えて、プロダクトの不具合ではないか、と疑うような障害もあって、収拾がつかなくなっている。バージョンアップは終わらない。設計品質は大切だね、やっぱり。

SEのためのシステムコンサルティング入門

SEのためのシステムコンサルティング入門

SEのためのシステムコンサルティング入門

ITに携わる「コンサルタント」の分類も色々だが、この本では、システムコンサルタントを経営寄り、ITコンサルタントを技術寄りと分類して、前者について説明している。別の言葉で言うと、ITシステム導入支援専門の経営コンサルタント、ということになるのだろうか。『システムコンサルタントの「体」「技」「心」』という章の特に「体」の節は、コンサルタントになるつもりが無くても、若いSEには読んで欲しいところである。私も同感だ。悪い報告ほど重要、とか、文章力を磨け、とか、少なくとも私の求める人材に求めるスキルと合致している。自己啓発せよ、原点に当たれ、なんかもそうだ。特に原点にあたれ、などは特に強調したい。調査依頼をしても、「Googleで調べたらこう出てました。」で済ます人は駄目だ。依頼内容にも拠るが、多少不正確でも、早く分かるほうが良ければ、それもで良いだろう。しかし、報告書を作成しなければならないような場面では駄目だ。マニュアル・技術仕様書・法律の原点を正確に引用しなければならない。しかも、そうでなければ、底力は身につかない。

欲しい人材とは2

前回、欲しい人材に求める条件を挙げ、その4つ目まで書いた。今回は、残りの3つについて。

    • 常に自分なりのソリューションを持ち、思考・発信・検証出来る人

前回の4つは、学生時代のすごし方、それまでの心構えに大きく左右される資質だったが、今回の3つは、そうでもない。割と有名な、だが、超一流とは呼ばれない大学を卒業している人に多いのだが、調査・分析力はあるが、それで終わっている人が居る。

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